企業向けにITサポートやヘルプデスクサービスを提供する富士通コミュニケーションサービス株式会社。HR OnBoard運用担当の加藤さん、入社者と面談をしている相澤さんにHR OnBoardの活用法と成果についてお伺いしました。
HR OnBoard導入のきっかけを教えてください
現場任せのフォローの限界
私たちの事業部では、業界未経験者から経験者まで幅広く中途採用をしています。入社者のほとんどが様々なお客様先での勤務になるので、どうしても現場任せのフォローになっていました。
・現場によって入社者へのフォローにばらつきがある
・入社者が上司や現場以外で気軽に相談できる窓口がない
・その結果、うまく現場に馴染めず早期離職に繋がる人が一定数いる
ということが以前からの課題でした。
近年ではIT人材の需要が高くなり、転職先を見つけやすいことも影響しているのだと思います。早期の離職は入社者の成長やキャリアのためにもなりませんし、採用コストの面でも負担があります。
そこで、入社者の状況把握や上司には相談しづらい声を拾い上げ、「早期離職の防止」や「現場課題の顕在化」を目的として、HR OnBoardの導入を検討しました。
HR OnBoard導入の決め手はなんですか?
入社1年目の悩みを正しく把握
もともとは、全社員向けの別サービスを検討していました。
そんな時、HR OnBoardは入社1年目を対象として特化したサービスだと聞き、一番解決したい早期離職の防止にはピッタリだと思い導入を決めました。入社1年目に特化しているからこそ、入社者の悩みや課題を正しく把握できています。その結果、具体的な対策を打てているので、HR OnBoardを導入して良かったです。
実際に導入してみてどうでしたか?
入社者の本音が、現場改善につながる!
本音で回答してくれるか心配でしたが、みんな本音で回答してくれているようです。
たった3問、スタンプで回答するだけなので、若い世代は本音を伝えやすいのだと思います。フリーコメントもあるのですが、6割以上の方がしっかり書いてくれています。「1ヶ月の出来事を書くことでガス抜きができている。」「上司には言いにくいことも、相談窓口の第三者的な相澤さんたちには言いやすい。」という嬉しい声もありました!
運用もすごくシンプルで助かっています。スタンプの回答結果が「晴・曇・雨マーク」に変換され、一目で入社者のコンディションが分かります。雨マークの方から優先的にサポートでき、そうしてコンディションが回復した方が何名もいます。
また、フリーコメントやサポートの中で聞けた本音から、“現場ごとに環境が大きく異なり、面接時に伝えた内容とギャップが生じやすい”という現場の課題も分かってきました。
そこで面接時に、「様々な現場がありイメージと違うことがあるかもしれない。そんな時は気軽に相談してほしい。」と率直に伝えるようにしました。実際に、相談を受け現場を変えることで、活躍できるようになった社員もいますよ。
今後、HR OnBoardをどのように活用したいですか?
転職してきてくれた方は、フラットな視点で現場を見ています。これまで気付けなかった課題にも気付かせてくれるので、コンディションの変化や本音を集め、もっともっと現場の改善に活かしていきたいですね。
先輩ユーザーからのアドバイス
HR OnBoardは、入社者のサポートをしつつ、現場改善のための意見を聞くことができる一石二鳥のサービスです!
現場を改善することで、入社してくれた方がより働きやすく、活躍できる環境を用意する。それが、入社者のためにもなり、当社の業績向上にも繋がっていくはずです。
マネージャーや現場には言いにくいことを言える場として、HR OnBoardを活用されています。入社者の意見に耳を傾け、現場の改善に繋げている点は、真似したいポイントです。