グローバルな自動車メーカーとして、より豊かなクルマ社会の実現を目指している三菱自動車工業株式会社。社員研修の運用に携わられている片岡さんと岩崎さん。片岡さんはご自身もエンカレッジ受講の対象者でもあります。お二人に、アフターコロナを見据えた、研修の様々な運用法についてお話を伺いしました。
エンカレッジ導入のきっかけを教えてください
変化への適応には管理職の強化が不可欠
自動運転、電気自動車、MaaSなど、変化の激しい時代を乗り越えていくためには、特に管理職のマネジメント力強化が重要であると考え、研修を実施してきました。
当社では管理職の立場になると、急に求められるスキルが変わっていきます。これまでも管理職育成には力を入れてきたのですが、一人ひとりのバックボーンも違えばマネジメントに関する課題や悩むタイミングも異なる。そのため、なかなか全員に役立つ研修を実施することが難しい状況でした。
そこで、各自が「マネジメントの悩み事が出てきたタイミング」で、「自分の課題に合った講座を学べる」ような、そんなパーソナライズできる研修が良いのではと考え、管理職を対象にエンカレッジを導入しました。
エンカレッジ導入の決め手はなんですか?
主体的な受講。仕事への置き換え。
いつでも受講できるというのはeラーニングの大きな魅力ですが、社員が受講をしてくれなくては意味がありません。また、せっかく時間を取って学んだのだから、仕事に置き換えて活用してほしいと思っていました。
その点、エンカレッジは悩みを解決するための講座を「辞書を引くように」選ぶことができます。例えば、部下の叱り方で悩んだ時には、「部下に対する指摘力 ~言いにくいことを伝える方法~」という講座を受ければいいんだ、と自分に必要な講座が分かりやすくなっていて、主体的な受講が進みそうとイメージできました。
また、講座内容も具体的で考えさせられる内容が多く、業務に置き換えることを促すような働きかけが多くあります。そのため学んで終わりではなく、仕事に活かしてくれそうだと感じたことが決め手でした。
実際に導入してみていかがでしたか?
コロナ禍で差し迫る研修のオンライン化
今ではエンカレッジが欠かせないものになっています。コロナ禍でリモートワークが中心になり、それに伴って集合研修全般をオンライン化させる必要がありました。エンカレッジがなくてはここまでスピーディーに対応できなかったと思います。
コロナ禍の研修で最大効果を出すために、エンカレッジとオンライン集合研修の目的を切り分け、両者の強みを最大限発揮できるような運用をしています。
具体的には、
- 集合研修の前にエンカレッジで知識をインプット
- 集合研修ではディスカッションなど、アウトプット中心に行う
というように変更しました。事前に知識を学んだ状態で集合研修に挑めるので、集合研修内のディスカッションはこれまで以上に盛り上がっています。研修後には、研修を受けて何を実行するのかを社内SNSに投稿をするなど、アウトプットの機会を増やす工夫もしています。
また、エンカレッジの講座を複数名で視聴してディスカッションをする勉強会も開催しています。コミュニケーション研修やハラスメント研修など、研修範囲や対象者を絞って柔軟に実施ができるのと、一人ではなく皆で悩みや学びの共有ができるのでおススメです。
今後、エンカレッジをどのように活用したいですか?
エンカレッジの対象者はもっと増やしていきたいと考えています。また、リアルの場でしかできないこととオンラインやeラーニングの強みを掛け合わせ、リアルとオンラインのベストミックスを探すというのも、今後の人材育成のひとつのテーマです。
先輩ユーザーからのアドバイス
どの業界も激動の時代に立たされているかと思います。一人ひとりが主体的に学び、行動していくことが、変化を乗り越えるためには欠かせないはずです。エンカレッジには、主体的な学びを生み、学びを仕事に活かす仕組みがあります。自律した社員を育成するにはおすすめのサービスです。
事業環境の変化に対応するため、最適な人材育成を模索し実現しつづける三菱自動車工業株式会社。
- eラーニング✕集合研修、両者の強みを最大限発揮できるような運用
- 研修を行動につなげる実行宣言
- 小さなグループでの勉強会の実施
等、「コロナ禍における人材育成のあり方」という観点でも、「自律した社員を育てる」という観点でも、真似したいポイントばかりです。