IT業界の”人事”をおさえる 採用・離職のリアル

IT業界の”人事”をおさえる 採用・離職のリアル

2030年には最大79万人不足すると言われているIT人材。世界中におけるデジタル環境が加速する中で、日本が後れをとらないためにIT業界はどのように変わっていくのでしょうか。今回は、「IT業界の”人事”をおさえる 採用・離職のリアル」をお届けします。業種・業界に関わらず、注目が高まるITエンジニアの動向。新しく人事職に就かれた方や、IT人材の採用に関わる方はぜひご覧ください。

IT業界の市場規模

2022年の国内ITサービス市場は既存システムの刷新/クラウド移行、企業のデジタルビジネス化の影響を受け、6兆734億円となりました。2023年以降も堅調に推移し、2027年には7兆177億円になる見通しと言われています。今後も市場規模が拡大していくため、人材の採用やリテンション施策は必須となるでしょう。

出典:IDC Japan 株式会社「国内ITサービス市場予測を発表」

情報通信(IT)業界の入職/離職状況

2022年上半期の入職者数は12.47万人で、前年同期比94%の微減でした。産業全体の入職者数増加率107%と比べて低い結果でした。

また、情報通信業の離職者数は10.11万人と、前年の7.79万人と比べると130%の増加。産業全体は107%だったことを考えると、IT業界では離職者数が増えている傾向にあるようです。

2022年上半期の離職率は6.4%で、前年の同時期と比較すると1.4%増加しています。

出典:厚生労働省「令和4年上半期雇用動向調査結果の概要」よりDiscoverHR事務局が作成

未充足求人・有効求人倍率の状況

通信情報業における2022年上半期の未充足求人は前年より0.59万人増加の2.84万件(126%増)でした。また、2022年度における有効求人倍率は産業全体と比べて高い傾向にあり、常に人手不足な状態であることが垣間見えます。

出典:厚生労働省「令和4年上半期雇用動向調査結果の概要」
   厚生労働省「一般職業紹介状況(令和4年4月分から令和5年3月分)」よりDiscoverHR事務局が作成

IT業界全体の平均年収

2022年12月の調査でIT/通信業界全体の平均年収は全体平均の403万円より33万高い436万円で、業種別ランキングで4位でした。小分類の1位は「ITコンサルティング(461万円)」、2位は「システムインテグレータ(458万円)」、3位は「ハードウェア/ソフトウェア/パッケージベンダ(451万円)」で、職種ごとの差はあまりありません。では、IT業界で働く方はどのような転職理由が多いのでしょうか?

出典:パーソルキャリア株式会社「平均年収ランキング(業種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」

ITエンジニアの転職理由

エンジニアが転職を決めた理由の第1位は「収入アップのため(42.4%)」。2位は「会社や業界の将来性に不安を感じて(22.4%)」、3位は「キャリアアップのため(16.5%)」、「技術スキルが伸ばせないと感じたから(14.7%)」と続きます。

出典:レバテックキャリアによるエンジニア転職意識調査よりDiscoverHR事務局が作成

まとめ

「IT業界の人事がおさえたい 採用・離職のリアル」と題して、離職率や有効求人倍率、年収や離職理由などを見てきました。

IT業界は習得したスキルを活かしてキャリアアップをする、前向きな転職が多い業界と言われています。今後も市場拡大にともない求人は増えていくことが予想されるため、企業にとっては優秀な人材のリテンションに力を入れていく必要があるでしょう。

エン・ジャパンでは、IT業界の採用から定着・タレントマネジメントまで、様々な支援実績がございます。ぜひ一度支援事例をご覧くださいませ。

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