eラーニングシステムの“選び方”と“注意点”を解説

eラーニングシステムとは、様々な研修をインターネット上で管理・学習できるサービスです。従来の研修は、選ばれた受講者を会場に集める「集合型研修」がメインでした。しかし、「研修時間や会場、運営人員の確保が難しい」「一律の研修だけでなく個別最適な研修を受けさせたい」といった側面がありました。これらの課題を解決するため、eラーニングシステムを導入する企業が増えています。

多種多様なeラーニングシステムがあり、それぞれには独自の特長と利点があります。この記事では、自社に適したeラーニングシステムを導入するための選び方と注意点を、5つのポイントにまとめて解説します。

【1】コンテンツ内容・質

eラーニングシステムを選ぶ際に、最も重要な要素の一つが研修コンテンツの内容と品質です。法人向けeラーニングは、従業員のマインドセットやスキルアップの効果を期待して導入されるため、コンテンツの内容が的確で高品質であることが不可欠です。

コンテンツの内容

企業の目的や従業員のスキル向上に必要なコンテンツが提供されていることが重要です。従業員に求めるスキルを学べるか、コンテンツのレベル感は合っているか、もしくは多様なテーマをカバーできるかなど、eラーニングの導入目的を達成するためのコンテンツが網羅されているかの確認が必要です。

正確性と最新性

ビジネス環境の変化が激しい昨今、特にテクニカルスキルは陳腐化しやすいものです。そのため、コンテンツが適切に維持され、最新の情報にアップデートされているかどうかを確認しましょう。また、コンテンツの内容が正確で最新であることが、従業員の学習意欲を高め、学習効果を向上させます。

コンテンツ設計

eラーニングで受講できる講座内容には様々なタイプのものがあります。例えば、スライドが流れていくもの、講師が語りかける一方通行のものや、演習があるもの、テストがあるもの、オンライン参加型などです。学習の定着率を向上させるためにも、コンテンツの設計もとても大切です。

【2】カスタマイズ性

eラーニングシステムを選ぶ際に、企業や個人のニーズに合わせたカスタマイズ性は非常に重要です。カスタマイズ性の高いシステムは、状況に適した学習環境を構築することができるため、従業員の学習意欲と成果を向上させるのに役立ちます。

研修コースの設定

企業が従業員に求めるマインドやスキルは、職種や役職によって異なります。そのため、企業は従業員へのニーズに合わせて研修コースを作成する必要があります。複数の研修コースを設計し、必要なスキルに焦点を当てることができるかを確認しましょう。

独自コンテンツの管理

理念教育や専門的な技術スキルなど、企業ごとに必要な独自コンテンツも多いかと思います。自社で作成した研修コンテンツを導入・管理できるか、受講後の理解度テストを作ることができるかなども重要な確認事項です。

コンテンツの提供方法

通勤時間に学ぶ人、会社で学ぶ人など、従業員は異なる学習スタイルを持つことが一般的です。したがって、従業員はどのデバイスからでもアクセスできるようになっているか、オフラインで学習できるかなどを確認しましょう。

【3】進捗確認・評価機能

eラーニングの効果を測るためにはレポートと分析機能は欠かせません。これらは研修コンテンツの効果や学習の進捗を評価し、改善策を特定するために役立ちます。

進捗確認

研修コンテンツの受講状況やコース受講の進捗状況を把握することができます。進捗を把握することで、受講率の評価をできたり、従業員が学ぶことへの必要なサポートを検討するのに役立ちます。

学習効果の測定

理解度確認テスト、アウトプットシート、スキル診断などを用いることで、学習効果を測定することができます。学習効果を測定することで目標の達成度を確認できます。また、eラーニングの効果を客観的に評価し、必要に応じて改善していくことも可能です。

レビュー機能

レビュー機能があることで、研修コンテンツの内容と質を評価するためにも役立ちます。研修コースのコンテンツは内容が適切か、仕事に役立っているのかを確認することで、より効果的なコンテンツの提供、コースの作成に活用できます。

【4】コスト・拡張性

eラーニングシステムを選択する際に考慮すべき重要な要素の一つは、コストと拡張性です。この要素は、長期的なeラーニング導入の成功に大きな影響を与えるため、慎重に検討する必要があります。

初期コストとランニングコスト

eラーニングシステムを導入する際、初期コストがかかります。これにはシステムの導入、カスタマイズ、コース作成などが含まれます。さらに、ランニングコストも考慮する必要があります。これにはコースの更新、サポート、アカウント料などが含まれます。長期的な運用を見越して、ランニングコストを評価しましょう。

費用対効果

費用対効果を評価するには、eラーニング導入・運用にかかるコストと、従業員のスキル向上や生産性向上などの効果を比較します。費用対効果を出すためにも評価機能があるかは重要です。

拡張性

企業の成長に合わせてeラーニングを拡張できるかどうかも重要です。例えば、新しい従業員を簡単に追加できるか、新しいコースを追加できるかなど、企業の成長に合わせてシステムを柔軟に拡張できるかどうかを確認しましょう。

【5】サポート

eラーニングシステムは導入して終わりではありません。システム提供会社から管理者や従業員へのサポートがどれだけ充実しているかが運用を成功させるにはとても重要です。

テクニカルサポート

eラーニングのテクニカルサポートは、システムの問題や従業員の質問に対応するために必要です。オンラインヘルプデスク、電話サポートなど、どのようなサポートがあるのか、どれだけ迅速な対応ができるか確認しましょう。

管理者サポート

eラーニングシステムを効果的に運用するためにも、管理者がシステムを理解することが重要です。システムの操作方法やコースの作成、進捗確認、レポート作成など、提供会社からのサポートやトレーニングがあるのか確認してください。

従業員サポート

従業員向け利用マニュアルやチュートリアル、FAQなどがあるか確認しましょう。また、何を学べば良いのかを推奨するリコメンド機能やスキル診断なども従業員サポートに含まれます。

eラーニングシステム導入の成功事例

エン・ジャパンがご支援している企業のeラーニング導入事例です。システムの導入検討や運用にお役立てください。

まとめ

いかがでしたか?状況や目的に合ったeラーニングシステムの導入が、貴社の人材育成を成功させる近道です。お届けした5つのポイントを参考に最適なものをお選びいただけますと幸いです。

eラーニングシステムを選ぶポイント
  • コンテンツ内容・質  … 豊富なコンテンツ/正確性と最新性/コンテンツ設計
  • カスタマイズ性    … 研修コースの設定/独自コンテンツの管理/コンテンツの提供方法
  • 進捗確認・評価機能  … 進捗確認/学習効果の測定/レビュー機能
  • コスト・拡張性    … 初期コストとランニングコスト/費用対効果/拡張性
  • サポート面      … テクニカルサポート/管理者サポート/従業員サポート

エン・ジャパンのeラーニングシステム

エン・ジャパンでは、従業員の「考え方」×「能力」を可視化するeラーニングシステム「エンカレッジ」を提供しています。スキル診断で自己理解を促し、仕事に活かせる豊富な講座からスキルアップに必要な講座を選定、実際の業務に活かせる仕組みを構築します。ご興味がございましたら、ぜひ一度サービスサイトをご覧ください。

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この記事を書いた人

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