全国に約2,000店舗を展開する女性専用フィットネスの「カーブス」。女性の健康を守るため、「たった30分でできる」フィットネス施設を運営されています。フランチャイズ加盟店が多い同社が、エン・ジャパンの適性テストを活用して「カーブスブランドの採用基準づくり」を進めた方法とは。営業推進部の山木さん、原さんにお話を伺いました。
導入のきっかけを教えてください
カーブスは、いつまでも「自分らしく」「美しく」「健康でありたい」と考える女性を応援する体操教室です。70代、80代の方でも無理なく続けられるプログラムを採用しているため、長きにわたって利用される会員様も多くいらっしゃいます。「いつものスタッフが笑顔で迎えてくれる」そんな安心感のある、安定した店舗運営をするためには、従業員の活躍が必要不可欠です。採用活動は全国にあるフランチャイズ企業にお任せしていますが、カーブスブランドとして統一した採用基準が必要だと考えていました。
カーブスブランドを支える採用基準の策定ができるか、各フランチャイズ企業へ展開する仕組みを構築できるか。この2つを考えたときに、エン・ジャパンの適性テストはベストな選択肢でした。
カーブスブランドを支える採用基準の策定
まず、我々が採用において大切にしている基準を網羅することができました。例えば、行動特性。「変革性」や「決断性」など、アグレッシブに動くタイプなのか、受け身なタイプなのか。また、周囲と協力し、周りへの気遣いを忘れないなど「社会奉仕性」が高いか。これらは活躍人材に共通する項目でもあるので、選考でしっかりと見極める必要がありました。
また、元々自社で開発していた適性検査を利用していたのですが、あくまで社内で設けた基準。世間一般の応募者との比較はできませんでした。エン・ジャパンの適性テストは偏差値表記になっているので、世間一般の平均と比べることができ、より客観的な判断がしやすかったです。
フランチャイズ企業へ展開する仕組みの構築
自社の適性検査は紙のマークシートで、これが広く浸透していたため、切り替える上で大きな影響がないかは気になるところでした。受検方法がWEBに切り替わり、当初は慣れていない企業もありましたが、現段階で大きな不満は出ていません。テスト結果と面接した所感も、相違はなく信頼していますし、「ここに気を付ければいいのか」と面接の参考資料として使えているようです。
その他にも、テスト結果をとりまとめる上で管理画面が使いやすいこと、ボリュームディスカウントがあること、エン・ジャパンの営業担当の方の丁寧な対応なども非常にありがたく、導入の決め手となりました。
どのように活用されていますか?
新卒と中途採用、どちらも一次選考合格者に受検を促しています。
採用基準の策定は、自社で活躍する人材の結果から細かく分析し、6タイプの求める人物像を策定。そしてそれを多くの加盟企業に浸透させるために、アウトプットが見やすくなるよう工夫しました。具体的には、適性テストの結果を入力すると、求める人物像との一致度が○○%、とわかるようになっています。
このように無理なく活用できる体制を整えながら、少しずつ採用基準の統一を目指しています。
導入の成果について教えてください。
導入のきっかけでもお伝えしましたが、会員様に安心して通っていただくためには、安定的な店舗運営が必要不可欠です。適性テストの導入後、入社した従業員が定着・活躍しており、それは成果として数字にも表れています。 また、コミュニケーションがすべての当社で、入退社を含めて働いている方ひとりひとりの安定感は非常に需要です。突然退職してしまうとお店の活動がストップしたり、サービスの低下に繋がったりします。
だからこそ、入社時に自社に合う人材をきちんと見極められるエン・ジャパンの適性テストに価値を感じています。
今後どのように活用していきたいですか?
採用市場は、これからもっと厳しくなります。社会情勢の変化が激しいなかでは、求める人物像も移り変わっていくのではと考えています。いまある採用基準を策定して終わりではなく、時代に合わせてアップデートしていきたい。
厳しい環境下で、どう活躍人材を採用するのかの仕組みづくりや、突発的な離職が起きないように従業員が定着する仕組みづくりも求められています。特に、離職防止の観点ではしっかりと分析を行っていきたいです。
事業の成長を考える上で自社にどのような人材が必要なのか、その人材を採用していくためにはきちんとした基準作りが大切です。「カーブスブランド」を浸透させるため、自社で活躍する人材の分析から、定量的な指標を用いて基準を作り上げた同社。時代の変化に合わせてアップデートしていく、同社の成長にこれからも期待大です。