来店型保険ショップ「保険テラス」を全国に展開する株式会社ETERNAL。生命保険会社25社、損害保険会社12社を取り扱い、お客様のライフステージに寄り添う存在として成長を続けています。今回はタレントマネジメントシステム『Talent Viewer』を運用されている古宮さん、齊藤さんにお話を伺いました。
導入の背景を教えてください
2017年に東海東京フィナンシャル・ホールディングスによるグループ会社化がありました。会社が大きくなるなかで、人員の異動・配置についても徐々にマネージャーへの権限移譲を進めていくことに。ただ、店舗間異動の申請が現場から上がってきても「この社員がどんな人物で、どんな経験やスキルがあるのか」という情報が管理されていないため、判断が曖昧になることも…。結果、異動がモチベーションの低下に繋がってしまったこともありました。
また、経営層から「こういう人材データはある?」「〇〇ができる人は社内にどれくらいいる?」など、データや根拠に基づく意思決定も求められるようになりました。
・このような状況から、情報の在りかが散らばっていること
・それによって人材データを取り出すことが難しいこと
・これまで属人的・場当たり的な人事施策をしてしまっていたこと
に気が付きました。これらの課題を改善していきたいと感じ、人材データの蓄積や一元管理ができるものとして、タレントマネジメントシステムを検討しはじめました。
『Talent Viewer』への決め手は何ですか
データの蓄積や管理ができるだけでなく、分析機能が豊富なことが決め手でした。戦略的な人事をおこなうことが最終ゴールだったので、科学的人事の実践がコンセプトである『Talent Viewer』の機能性・拡張性はとても魅力的です。
そしてもう一つ。エン・ジャパンが提供するタレントマネジメントシステムということも大きな判断材料でした。
中途採用で『エン転職』を利用していて、エン・ジャパンの提唱する【入社後活躍】という考え方にとても共感していたんです。採用の瞬間をゴールとするのではなく、入社後の活躍・定着までを見据えた、そして当社の発展を想って『Talent Viewer』を提案してくれました。なので、同じ方向を向いて運用を進められると感じています。
導入しての成果はいかがですか?
人材情報は『Talent Viewer』を見ればわかる!という環境を作れたことは本当に大きいですね。まだ道半ばですが、戦略的人事を実施するための土台である人材データの整備ができたと思います。
データを探す、集計する、といった時間が削減された分、人事は「どう離職課題を解決するか、従業員満足度を上げるか」といったコア業務に集中が出来るようにもなりました。
また、人材データを見られるというのは現場での部下育成にも活きています。評価の中間面談・最終面談の記録を『Talent Viewer』に残しているのですが、異動してきたメンバーの面談記録や情報を受入れ先の上司がチェックするようになりました。新しい部下のことを把握し、育成に役立てようとしてくれています。
先輩ユーザーからのアドバイス
今後は、社員の保有するスキルの診断と可視化に取り組み、効率的な人材育成や最適な人事配置の実施にも活かそうと考えています。このように機能が豊富なので、やりたいことをどんどん実現できています。戦略的・科学的な人事で、企業のさらなる発展と社員がやりがいを持って働ける環境づくりを目指したいと思います。
企業の発展と社員の活躍・定着を実現する。そのために人材データを活用した人事をおこなうという目的のもと『Talent Viewer』を活用されています。
スモールスタートで少しずつ活用の範囲を広げながら、目的やゴールをぶらさずにシステムを運用していくことの大事さを教えてくださいました。