【チェックリスト付き】組織エンゲージメントが低下する要因とは?

【チェックリスト付き】組織エンゲージメントが低下する要因とは?

エンゲージメントとは、従業員と企業が一体となってお互いに成長し合い絆を深める関係性のことです。エンゲージメントが低下することで、生産性の低下や離職率の悪化など、組織にとって深刻な問題を引き起こす可能性があります。この記事では、エンゲージメントが低下する要因を解説します。自組織の状態を把握するためのチェックリスト付きなので、改善に向けた施策の検討にお役立てください。

目次

組織エンゲージメントが低下する要因

1.コミュニケーションの不足
2.リーダーシップの不備
3.役割の明確さの欠如
4.心理的安全性の未形成

1.コミュニケーションの不足

組織内での適切なコミュニケーションは、エンゲージメントに重要な役割を果たします。情報共有やフィードバックの欠如は、従業員が組織のビジョンや目標に共感・納得できない原因となります。また、意見やアイデアを自由に提案できない環境では、従業員の主体性や創造性が抑制され、エンゲージメントが低下します。

2.リーダーシップの不備

リーダーがビジョンや目標を明確に伝えず、部下を適切にサポートしない場合、部下は組織への関心を失います。また、リーダーのマネジメントスタイルや態度が部下に対して不適切な場合、信頼関係が損なわれ、エンゲージメントが低下する可能性があります。

3.役割の明確さの欠如

従業員が自身の役割を明確に理解できない場合、仕事への主体的な関与が困難になります。その状態が続くと従業員の意欲や自己効力感を低下させ、エンゲージメントの減少につながります。また、役割の重複や責任の曖昧さがある場合、チーム内のコミュニケーションや協力が妨げられ、結果としてエンゲージメントが低下する可能性があります。

4.心理的安全性の未形成

心理的安全性とは、自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる組織状態のことです。未形成の場合、従業員はサポートを求めにくくなり、ストレスや負荷が蓄積されてしまいます。このような状況では、従業員のエンゲージメントが低下し、パフォーマンスやモチベーションに悪影響を及ぼす可能性があります。

組織エンゲージメント 低下要因チェックリスト

以下の項目はエンゲージメントに影響を与える要因です。当てはまる項目をチェックください。

1.コミュニケーション

   □ 上司や同僚とのコミュニケーションが十分に行われていない
   □ 業務上必要な情報へ容易にアクセスすることができない
   □ 階層間や部門間での情報共有が適切に行われていない

2.リーダーシップ

   □ リーダーが組織のビジョンや目標を明確に伝えていない
   □ リーダーが部下の意見やアイデアを重視していない
   □ リーダーが部下の成長を支援するための機会を提供していない

3.役割の明確さ

   □ 従業員が自身の役割や責任を十分に理解できていない
   □ 従業員が仕事の目標や優先順位を明確に設定できていない
   □ 上司と部下とで目標へのフィードバックが定期的に行われていない

4.心理的安全性

   □ 従業員が意見やアイデアを自由に提案できる文化が醸成されていない
   □ 従業員が失敗やリスクを恐れずに挑戦できる文化が醸成されていない
   □ 従業員同士が互いに尊重し、対話を通じて学び合う文化が醸成されていない

まずは自社の状況を正しく把握することが大切です。特定の要因に焦点を当てて改善を進めることで、組織エンゲージメントの向上に繋がります。

エンゲージメント診断に「HR OnBoard NEXT」

エン・ジャパンでは、組織と従業員のエンゲージメントを可視化するWEBツール『HR OnBoard NEXT』を提供しています。8項目27問のアンケートで多角的に組織課題を分析します。また、毎月のアンケート結果から従業員のコンディションを3段階で判定するパルスサーベイも搭載。

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Discover HRはエン・ジャパン株式会社が運営する
「入社後活躍にまつわる課題解決のヒント」が得られる情報サイトです。

“これからの人事のあり方”の模索や”今後の人材戦略構築”のために、
お役に立てる情報を発信しています。

目次