組織サーベイとは? 種類と検討のポイント

組織サーベイの種類と検討のポイント

「人事課題を整理したいが、何から手をつけていいかわからない」
「組織サーベイって種類がたくさんあるけど、違いがよくわからない」

このように思われた方にはぜひご覧いただきたい、組織サーベイの種類と検討のポイントをお届けします。

組織サーベイの必要性

組織サーベイとは、組織や従業員の状態やパフォーマンスを可視化するためのツールです。以下のような理由でサーベイが必要とされています。

組織・従業員の現状把握、課題特定

組織サーベイで収集したデータを分析することで、課題の要因や改善の機会に特定つながります。具体的なデータに基づいて意思決定することで、納得度が高く効果的な施策を実行することが可能です。

従業員エンゲージメントの向上

従業員のエンゲージメントが高い組織では、生産性が向上し、離職率が低下する傾向があります。組織や従業員の価値観、関心、不安などを理解することで、エンゲージメントを向上させるために必要な環境を考えることができます。

リスク管理と対策

リスク要因を特定し、問題を事前に検出する手段としても役立ちます。従業員からのフィードバックには、経営陣が気付いていないような潜在的な問題や課題が隠れていることもあります。

目的別│サーベイの種類

組織サーベイはさまざまな目的で行われ、以下のような種類があります。

従業員満足度 サーベイ

  • 測定対象 : 待遇面や働く環境に対する満足度
  • 設問内容 : 社内制度、給与、労働環境、人間関係など
  • 回答頻度 : 毎年1回、100問程度(20~40分程度)

エンゲージメント サーベイ

  • 測定対象 : 従業員が抱く会社に対する思い入れや愛着心
  • 設問内容 : 待遇面や組織、人間関係、企業のミッションやビジョンなど
  • 回答頻度 : 半年~年に1回、30~50問程度(10~30分程度)

コンディション/パフォーマンス サーベイ

  • 測定対象 : 従業員自身の悩みや心身のコンディション
  • 設問内容 : 人間関係、業務の負担、ストレス、仕事のやりがいや働く環境など
  • 回答頻度 : 毎月1回~2回(1~5分程度)

検討時の3つのポイント

組織サーベイを実施する際には、以下のポイントを検討することが重要です。

1. 目的の明確化

まず、組織サーベイの目的を明確に定義しましょう。何を評価し、どのような情報を収集したいのかを確認することは、サーベイの成功に不可欠です。

2. 適切なツールと方法の選択

組織サーベイを実施するためには、適切なツールや方法を選択する必要があります。必要な設問がそろっているか、匿名性の有無、実施方法は適切かなど、目的に応じたツールを選びましょう。

3. 分析や善策のサポート

サーベイの実施後、収集したデータを分析し、改善策を策定しましょう。自社だけで実行できない場合もあるため、分析や施策のサポートが必要かどうかを検討しましょう。

エン・ジャパンでできること

従業員満足度、エンゲージメント、コンディションをオールインワンで測定できる『HR OnBoard NEXT』を提供しています。また、組織課題の洗い出し・具体化から導入後のサポートまで伴走しますので、何でもご相談くださいませ。


  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Discover HRはエン・ジャパン株式会社が運営する
「入社後活躍にまつわる課題解決のヒント」が得られる情報サイトです。

“これからの人事のあり方”の模索や”今後の人材戦略構築”のために、
お役に立てる情報を発信しています。