言っていませんか?「最近の若者は・・・」
新入社員に対して、あまりに価値観が違うことに驚きつい口から出てしまった。そんな方もいるのではないでしょうか。とある文献によれば、2000年前古代エジプト時代からずっと使われてきたフレーズなんだとか。いつの時代も共通のようです。
考えてみれば、自分たちが育ってきた環境と異なる環境で育ってきていれば違う思考・異なる価値観であるのは当たり前。とは言え、今の若手である “Z世代“ はその育ってきた環境がガラリと変わっています。
ということで、本日はZ世代の特徴と関わり方についてご紹介します。
Z世代とは?
アメリカ流の世代名称で、以下の年代をさします。
- 時期 :1960年~1974年生まれ
- 別名 :デジタルイミグラント
- スマホデビュー:ー
- 時期 :1975年~1990年代前半生まれ
- 別名 : デジタルネイティブ
- スマホデビュー:Y世代前期は25.5歳、後期は18.7歳
- 時期 :1990年代後半~2000年生まれ
(日本流世代名称「ゆとり世代」の中に含まれる) - 別名 :ソーシャルネイティブ
- スマホデビュー:15.1歳
特徴(育った環境)を知る
Z世代には以下のような特徴があります。
- コト消費・経験に価値を感じる(モノを所有することに重きを置いていない)
- 匿名でのクローズドな場での発言に積極的(実名/オープンな発言に慣れていない)
- 自由、合理的、許容(強制、不条理、我慢の経験が少ない)
- 自分に合ったものをリコメンドされる(自分で選択する体験が少ない)
関わり方を考える
Z世代との関わり方のポイントをご紹介します。特に入社してすぐは、仕事において正解がわからず「これで良いのだろうか」と不安を感じやすい時期。そのためちょっとした一歩ですら踏み出せずにいることもあります。 また、Z世代が育った環境からも、より「心理的安全性」が求められると言われています。
否定せず受け止める
こんなことを言ったら(やったら)「叱られるのではないか」という恐怖心を取り除き、一緒に考えてくれるという安心感、信頼感を持たせることができます。
教えるではなく「問う」
自分で考え、納得することが次の行動に繋がります。気づきを与えるためには教えるのではなく、考えるキッカケをつくることが大事です。
みんなで育てる
上司・育成担当だけに任せず、全員で関わっていくことで学びを得る機会も増えます。また、斜めの関係がたくさんあることで、相談できる人も増えます。
まとめ
以上、Z世代の特徴や関わり方をお伝えしてきました。Z世代とひとくくりに言えども、人間誰しも強み・弱みは異なります。「Z世代だからこうだろう」と決めつけるのではなく、ひとり一人の個性に向き合い、モチベーションの源泉を知ることで、効果的な関わり方を見出すことができます。「個」を尊重・理解するスタンスを示し、関係性を深めていきましょう。
エン・ジャパンでご支援できること
性格特性や労働観を知る適性検査「Talent Analytics」
見えづらい「性格特性」「ストレス耐性」「キャリアタイプ指向性」などを、約35分の適性検査で可視化します。無料トライアル実施中です。ぜひ一度お試しください。
入社者のコンディション把握・離職理由分析に「HR OnBoard」
入社者の心理コンディションを把握して離職リスクを可視化します。こちらも無料トライアルを実施中。ぜひ一度お試しください。